商標登録 第32類の区分ガイド

商標登録の第32類ってどんな区分？

自社でクラフトコーラを開発して販売するつもりなんだ
どんな指定商品で出願すればいいのかな？

クラフトコーラは清涼飲料なので、32類ですね

このページでは、区分「第32類」にどんな商品が含まれるのかを解説します。
あなたの商品が第32類に含まれるのか、他の区分なのか、商標出願前にしっかり確認しましょう！

第32類は、 アルコール分を含まない飲料、及びビール の区分（分類）

第32類には、主に、アルコール分を含まない飲料、及びビールが含まれます。
また、飲料製造用の調製品（シロップやビール製造用のホップエキス）も、この区分に該当します。

清涼飲料、果実飲料や野菜ジュース、乳清飲料、ビールやビール製造用ホップエキスが、第32類になります。
一方で、アルコール分を含まない飲料でも、コーヒーやお茶、乳飲料、食餌療法用飲料、ペット用飲料などは別の区分ですので、注意が必要です。

第32類に含まれる商品・含まれない商品

第32類の主な商品一覧

第32類に含まれる主な商品は、以下のとおりです。
これらの商品は、Amazing DX_®で指定して出願することができます。

• ビール
• 清涼飲料，果実飲料，飲料用野菜ジュース
• ビール製造用ホップエキス
• 乳清飲料

なるほど……ん？
「飲料用」野菜ジュースってあるけど、用途によって区分が違うのかな？

「調理用」野菜ジュースは、30類に分類されています（※）。
野菜ジュースに限らず、用途によって区分が変わるので、注意が必要です。

上記の「第32類に含まれる主な商品」は、一例です。
この他にどんな商品が第32類に含まれて、どんな商品が含まれないのか、具体的に見ていきましょう。

（※）第30類の「調理用野菜ジュース」は、2024年から「調理用野菜搾汁」に表示変更されました。
　　　区分は変わらず第30類です。

こんなものを指定したいときは？（第32類に含まれる商品）

各種ビール

→Amazing DX_®で指定したいときは、「ビール」を指定してください。

例えば……

（注）ノンアルコールビール（アルコール分を含まないビール風味の清涼飲料）は、「清涼飲料」に含まれます。

また、2024年から、「ビール風味の麦芽発泡酒」が第33類に追加されました。いわゆる「発泡酒」は、この商品を指定する必要があります。

清涼飲料、果実飲料にあたるもの

→Amazing DX_®で指定したいときは、その商品が含まれる項目を指定してください。

例えば……

野菜と果物をミックスしたジュースはどうなるんだろう？

「果実飲料」「飲料用野菜ジュース」どちらも指定してもらって大丈夫ですよ！

なるほど、一つの製品で両方指定するという選択肢もあるのか！

その他の第32類に含まれる商品

→Amazing DX_®で指定したいときは、チャットで弁理士にご相談ください。

• コーヒー風味の飲料（アルコール分を含まないもの）
• 茶風味の飲料（アルコール分を含まないもの）
  （注）天然のものを全く含まない人工のシロップは、清涼飲料に含まれます。
• カクテル（アルコール分を含まないもの）

第32類には含まれない商品

• 乳幼児用飲料【第5類】(医療用飲料)
• 食餌療法用飲料【第5類】(医療用飲料)
• 栄養補給用ドリンク剤【第5類】(医療用飲料)
• 乳飲料・乳酸菌飲料【第29類】
• 調理用野菜搾汁（調理用野菜ジュース）【第29類】
• コーヒー，ココア，茶【第30類】
• ペット用飲料【第31類】
• ビール以外のアルコール飲料【第33類】

その他の第32類には含まれない商品

• ホップ（未加工）【第31類】

第32類の商品を指定して、商標出願しましょう！

第32類には、主に、アルコール分を含まない飲料・ビールが含まれます。
食品業界でも、ビール、清涼飲料や果実飲料に関係する方は第32類をご検討ください。

Amazing DX_®では、オンラインで簡単に指定商品・役務が選べます。
まずは商品を多めに選んで検索し、調査後に×が出たものだけを外して再検索することも簡単です。

どの商品・役務を選んだらいいか迷ったときは、商標専門の弁理士があなたの疑問にお答えします。チャットでお気軽にお問合せください。