商標を取得する方法を解説! 商標に関する手続商標出願前 2024年7月16日 2024年7月17日 Amazing DX guide 商標を取得したい 商標って、使ってるだけじゃ権利を取得できないんだよね? 登録するんだっけ? はい、そのとおりです 商標は、出願し、登録されることで、その権利を取得することができます 商標権を取得するには、出願・登録といった手続が必要です。 この記事では、商標の権利を取得する方法を簡単に説明します。 商標の権利を取得するまでの流れ 商標権を取得するまでには、大きく分けて以下の4ステップがあります。 調査 出願 審査 登録 調査 事前に、商標が登録になりそうかどうかを調査することを「商標調査」と言います。 商標登録には要件があります。その要件をクリアしているかどうかを事前に調査することで、出願に値する商標かどうかを見極めます。 調査によって、商標が登録される可能性が低いとわかった場合には、商標の変更など、新たに戦略を練り直します。 商標調査とは?重要性と調査の方法を解説 出願 調査で、登録可能性が高いことが確認できれば、次は出願を行います。 商標出願は、「商標登録願」(通称「願書」)に所定の様式で必要な情報を記載し、特許庁に提出します。願書には、商標の他、出願人の名前や住所、商標を使用する商品・サービス(役務)などの記載が必要です。 また、印紙代(出願料)を支払うことが必要です。 商標登録にあたり、出願の際に必要な情報・注意点とは? 審査 商標が出願されると、登録してよいかどうか、特許庁で審査が行われます。 審査の結果、登録要件を満たしていれば、「登録査定」が発行されて、登録に進みます。 一方、登録要件を満たしていない場合、まずは「拒絶理由通知」が発行されます。拒絶理由通知には、登録できない理由が記載されているので、出願人はその理由に合わせて、商標権の範囲(指定商品・役務)を修正する「手続補正書」や、拒絶理由に反論する「意見書」を提出します。 手続補正書や意見書によって拒絶理由が解消すれば、登録査定が発行されて登録に進みますが、解消しない場合は「拒絶査定」が発行されます。拒絶査定の後引き続き登録を目指すには、「拒絶査定不服審判」を請求しなければなりません。 商標出願が審査される際の基準・手順を解説! 登録 無事に登録査定が発行されると、登録査定を受け取ってから30日以内に、登録料を納付する必要があります。 登録料を納付すると、商標登録となります。登録されてから、オンライン発送の場合1~2週間くらい、紙発送の場合1ヶ月くらいで、登録証が発行されます。 商標権を取得するための要件 商標が登録されるための要件として、大きく分けると下記の2つがあります。 他人の商品・サービスと区別する「識別力」があるか 先に出願・登録されている似た商標がないか その他にも、指定商品・役務が適切か、公益の観点から独占的に使用させるべきではない事情がないか、などもチェックされます。 商標の登録要件としての「識別力」について 商標の類似とは?その判断基準について解説! 商標権を取得するのにかかる費用 商標権の取得には、主に「出願時」と「登録時」に、特許庁に支払う費用が発生します。 出願時:3,400円+8,600円x区分の数 登録時:32,900円x区分の数(※10年分) 出願・登録の手続を弁理士に依頼した場合は、この他に弁理士の手数料が発生します。 商標登録にいくらかかるの?商標の取得費用を分かりやすく解説します 商標権を取得するおすすめの方法 商標出願・登録は、個人でもできます。特許庁へ支払うもの以外に費用がかからないので安上がりな一方、慣れていなければ、適切に書類を作れるかが不安な点です。 安心なのは、商標を含めた知的財産の専門家である弁理士に依頼することです。しかしこちらは、弁理士費用が高額になりがちなのがネックです。 費用を取るか、安心を取るか、が問題になりますが、その中間を取ったのが、我々がご提供するオンライン商標出願サービス「Amazing DX®」です。 費用は抑えたい、でも自力で手続できるか不安、という方は、ぜひAmazing DX®にお任せください。 商標出願・登録の費用を確認しましょう! 商標出願の費用を知りたいですか? 区分数に応じた見積もりを算出し、商標出願・商標登録の費用を確認してみましょう。 ご利用料金の確認 この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者