商標登録にいくらかかるの?商標の取得費用を分かりやすく解説します

商標登録にはどんな費用がいくらかかるの?

商標を登録したいんだけど、いくらかかるのかな。
商標登録するには、出願するときに出願料と、登録するときに登録料をそれぞれ特許庁に納付する必要があります。
この出願料や登録料は区分の数によって変わります。
そうなんだ。2回支払わないといけないんだね。
商標登録は自分でできるって聞いたけど、自分でする場合と、特許事務所や弁理士にしてもらう場合とで全然違うの?
自分で出願する場合は、特許庁に支払う印紙代だけで済みます。
特許事務所や弁理士に依頼すると手数料がかかります。手数料は事務所によってばらつきがあります。中には手数料が不明確な場合がありますので、どういうサービス内容で、いくらかかるのか事前に確認することが大切です。

この記事では、商標登録に必要な費用について、自分で出願する場合の特許庁に納付する費用の計算方法や、弁理士に依頼する場合の手数料の相場などについて詳しく解説します。

目次 Index
    1. 商標登録にはどんな費用がいくらかかるの?
  1. 商標登録のための費用
    1. 商標調査に関する費用
  2. 費用が発生するタイミング
    1.  ・出願時の印紙代
    2.  ・登録時の印紙代
    3.  その他の費用
    4.  タイミング別の費用まとめ(1商標1区分の場合)
  3. 自分で出願する際の注意点
  4. オンラインサービスの利点
  5. Amazing DXを利用してみましょう

商標登録のための費用

商標登録のための費用の総額はおおよそ以下の表の通りです。
「特許庁に納付する費用(特許印紙代)」と「弁理士に支払う手数料」に分けられます。
ご自身で登録まで行う場合の料金は特許庁費用のみとなります。

区分特許庁費用特許事務所に依頼 or オンラインサービスを利用*
1約3万円約14万円 or 約5万円
2約6万円約23万円 or 約10万円
3約8万円約35万円 or 約15万円

*オンラインサービスは、弁理士(特許事務所)が運営しており、一定のサービスを担保しながら、価格を抑えつつ、スピーディーにウェブサイト上で手続できるサービスです。

※商標登録に必要な費用は、出願する区分の数によって決まります。
区分は商品・役務(サービス)の分野毎に分かれており、第1類から第45類まであります。
区分について詳しくは以下のガイド記事をご覧下さい。

商標調査に関する費用

もし、登録前に、商標の登録可能性について確認したい場合は、特許事務所に調査を依頼することができます。
調査に関する費用の相場はおおよそ次の通りです。
1区分:3万円
2区分:4万円
3区分:5万円

自分で調査をする場合、費用はもちろんかかりません。
ご自身で調査をされる場合の詳しい検索情報はこちらをご覧ください。

費用が発生するタイミング

出願から商標が登録されるまでに必ず費用が発生するのは「出願時」と「登録時」の2回です。
これは、ご自身で出願される場合も、弁理士(特許事務所)に依頼する場合も同じです。

 ・出願時の印紙代

通常の商標登録出願で特許庁に支払う印紙代は次の通りです。
 3,400円+(8,600円x区分の数)

防護商標、防護商標に基づく権利の更新登録出願の場合は次の通りです。
但し、個人で防護商標を登録することは殆どないでしょう。
 6,800円+(17,200円x区分の数)

 ・登録時の印紙代

10年分の商標登録料として特許庁に支払う印紙代は次の通りです。
 32,900円x区分の数

商標は、登録により10年間の権利が付与されますが、10年分の登録料を一度に支払わずに、
前期と後期の5年分に分けて特許庁に支払うこともできます。

前期と後期で分納する際の印紙代は次の通りです。
  17,200円x区分の数

10年分をまとめて支払うより少し割高になりますが、商標を変更したり、使わなくなる可能性があるときはこちらを選択できます。

特許庁費用(印紙代)は特許庁のサイト(手数料計算システム)でも計算が可能です。
https://www.jpo.go.jp/system/process/tesuryo/jidou-keisan/kokunai.html

 その他の費用

このほかに、出願前に調査を弁理士に依頼する場合や、特許庁の審査で拒絶された場合に意見書の作成や補正の対応を弁理士に依頼する場合は手数料が発生します。

また、上記のように意見書や補正書を提出してもなお拒絶の理由が解消せずに「拒絶査定」という結果になってしまった場合、登録を目指すには、拒絶査定不服審判という審判請求が必要になります。

審判請求の場合は区分に応じた特許庁費用を支払う必要があり、弁理士の手数料も高額になる可能性があります。

さらに、登録後、存続期間が満了したあと更に権利期間を延長したい場合は更新手続が必要になります。
この場合にも特許庁へ支払う更新登録料と弁理士の手数料が掛かります。

 タイミング別の費用まとめ(1商標1区分の場合)

弁理士に依頼する場合の手数料を含めた費用を時系列にまとめると次の通りです。
(1商標を1区分で出願した場合の目安)

1. 調査時 ⇒ 0円~30,000円程度(弁理士の手数料)
2. 出願時 ⇒ 12,000円~62,000円程度(特許庁費用+弁理士の手数料)
3. 中間時 ⇒ 0円~100,000円程度(弁理士の手数料)※難易度によって大きく変動することが一般的です。
4. 登録時 ⇒ 32,900円~80,000円程度(特許庁費用+弁理士の手数料)
                    ※登録時に成功報酬を求められることが多いです。
5. 更新時 ⇒ 43,600円~80,000円程度(特許庁費用+弁理士の手数料)

※審判請求等の特別な手続は含んでおりません。

自分で出願する際の注意点

弁理士に依頼すると手数料がかかってしまい、予算オーバーなんてことも考えられます。
その場合はご自身で出願の申請をすることをご検討されるのではないでしょうか。

ご自身で出願する場合、費用を安くできるメリットがありますが、手続が煩雑であったり、適切な権利が登録できないというようなデメリットも考えられます。

特に、商標権は、商標と使用する商品や役務(サービス)がセットで登録されるものですので、商標を使用する商品や役務(サービス)の選択が正しくできるかどうかが問題となります。

この選択がうまくできていないと侵害者に対して権利を使うことができなかったり、ライセンス契約対象が権利範囲になかったりというような問題も考えられます。

詳しくは、以下のガイド記事をご覧ください。

オンラインサービスの利点

最近は特許事務所が運営するオンラインサービスが色々提供されるようになりました。

以前は特許事務所に出向いたり電話やメールで相談したりする必要がありましたが、オンラインサービスでは、チャットやオンラインでの面談などで気軽に弁理士に相談でき、出願のサポートをしてもらえるものもあります。

区分の選択や商標に関する色々な疑問点について専門家にアドバイスをもらえたほうが安心できますよね。
また、出願した商標の情報をオンラインで確認できるのも利点です。

当所が提供するオンラインサービス「Amazing DX」では、チャットで弁理士にお気軽にご相談頂けます。
また、ユーザー登録頂いたお客様は、オンラインで出願~登録まで一括して管理することができます。

全部自分でするのは不安だけど、オンラインサービスを使えば、費用を抑えても安心して出願できるようなサポートをしてもらえるんだね。

Amazing DXを利用してみましょう

商標登録にかかる費用やタイミングについてご理解いただけたでしょうか。

商標登録の費用は安く抑えたいけど、全て自分でやるのは不安だという方は、
是非当所のAmazing DXをお試しください。

supervisor
Supervisor for the article:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
大阪法務戦略部長 八谷 晃典
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