商標登録の検索が無料でできるサービスを解説 商標出願前 2022年4月20日 2024年12月9日 Amazing DX guide 商標が検索ができるサービスは? 商標登録をしようと思っているんだけど、Googleで検索して出てこなければ登録はできるのかな? そうとは限りません まだ世に出てない状態でも商標登録されていることはありますし、Googleで検索して使用している状況があっても、商標登録されていないケースもあります そうなんだね 商標登録されているかどうかを検索できるサービスってあるのかな? 世の中で、商品やサービスの名称がすでに使用されているかどうかを確認するためには、GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンを使って調べることができます。ですが、その結果だけでは商標登録されているかどうかまでは、分かりません。そこで、商標登録がされているかどうかを検索することが必要になります。 この記事では、商標を検索できるサービス(検索データベース)とその費用や特徴について解説します。 商標検索できる無料のサービス 商標の検索については、ウェブサイト上で利用できるサービスがたくさんあります。その中には無料で利用できるものもあり、サイトの運営は、行政機関であったり、民間企業や特許事務所であったりと様々です。主だったものをいくつかご紹介いたします。 AmazingDX®(商標検索は無料) 「Amazing DX®」は当事務所が運営しているウェブサービスです。事前の会員登録をしなくても、無料で商標を検索することができます。 検索する商標(文字)を入力し、対象とする商品・サービス(役務)をチェックすることで検索結果が分かりやすく表示されるようになっています。初心者の方でも安心してお使いいただけます。 具体的な手順は、商標検索の操作手順をご参照ください。 「Amazing DX®」では、商標検索のあとで、そのままオンライン上で商標出願手続きがご依頼いただけるようになっています。(出願手続きには、会員登録が必要になります) J-PlatPat(特許情報プラットフォーム) J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)は、「独立行政法人工業所有権情報・研修館」が運営している無料の検索データベースです。商標だけでなく、特許・実用新案や意匠なども検索することができ、審査の情報も確認できます。 以下の記事では、J-PlatPatを使った検索方法を解説していますので、ご参照ください。 商標調査:登録できるか出願前に検索! 商標bot 商標出願のウォッチングをしたい場合は、SNSの商標botを利用する方法もあります。商標botについては、以下記事をご参照ください。 Xで商標の最新情報を入手?商標botについて解説 世界の商標検索サービス 国際機関が提供している商標検索のためのデータベースも存在します。主なものをいくつか紹介します。 Global Brand Database Global Brand Databaseは、世界知的所有権機関(WIPO)が提供する無料の商標検索サービスです。70以上の国や地域の商標情報をカバーしています。文字に加え図形の検索も可能です。 TMView TMViewは、欧州連合知的財産庁(EUIPO)が提供する無料の商標検索サービスです。日本語での検索が可能で、60以上の国や地域の商標情報をカバーしています。文字に加え図形の検索も可能ですが、図形検索は検索できる国・地域が限られています。 ASEAN TMView ASEAN TMViewは、ASEAN加盟国の知的財産庁が提供する無料の商標検索サービスです。使用言語は英語を含む、ASEAN域内で使用される7言語です。9のASEAN加盟国の商標情報をカバーしています。 各国の特許庁 たとえば、アメリカや中国、韓国、台湾では各国特許庁のウェブサイトで、日本の「J-PlatPat」と同様の商標検索サービスが提供されています。その他の国でも同様の検索サービスが提供されていることが多いです。ご興味があれば、各国の特許庁ホームページをご覧ください。 日本だけじゃなく、外国の商標も無料で検索することができるんだね まずは、日本の商標を検索してみるよ! 商標検索できる有料のサービス 商標の専門知識を有する専門家向けには、有料の検索サービスが存在します。月額で料金が発生することが多いです。より高度な機能を使った検索ができるため、主に企業や調査会社、特許事務所が利用を選択するサービスです。その分、システムを利用するための高いスキルが要求されます。 主な提供会社としては、インフォソナー社、日本パテントデータサービス社、クラリベイト・アナリティクス社、インターマーク社などがあります。ご興味がありましたら、詳細は各社HPをご参照ください。 検索サービスを利用する際の注意点 検索サービスを利用する際には、以下の点に注意が必要です。 J-PlatPatの場合、商標(文字、図形)のみでの検索も可能だが、指定商品(役務)が違うことからそもそも非類似と判断される商標が含まれた検索結果になってしまう。 J-PlatPatの場合、指定商品(役務)の類似群コードを入力することにより、入力した類似群コードの範囲で検索が行えます。以下の記事にて、類似群コードの解説をしています。 類似群コードは何を示す?商標登録の区分との違いも解説 「Amazing DX®」の商標検索では、指定商品(役務)の選定は類似群コードでなく、特許庁が規定した商品(役務)の記載をチェックする形式になっており、調査し易くなっています。 まとめ:商標検索をしてみましょう! 色々な無料の検索サービスがあることがお分かりいただけたと思います。商標出願をする前に、ぜひ検索してみてくださいね。 「Amazing DX®」の商標検索では、検索する商標(文字)を入力し、対象とする商品・サービス(役務)をチェックすることで検索結果が分かりやすく表示されるようになっています。初心者の方でも安心してお使いいただけます。 登録を検討している商標と類似する商標があるかどうか、簡単に分かります! 商標出願の前にリスクを回避しましょう! リスクを事前に確認しませんか?商標検索することで、競合他社や既存の権利者との衝突リスクを減らせます。 まずは、商標とヨミガナを入力し、特許庁に出願されている商標を無料で検索してみましょう。 商標 : ヨミガナ: 無料で商標検索する この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者