Twitterで商標の最新情報を入手?商標botについて解説

Twitterで商標botというものを見かけたよ。
どういうアカウントなんだろう。フォローしても危険性はないのかな?
商標公報の内容を自動で発信しているアカウントですね。
危険ではないですが、利用には少しコツがあります

商標botとは?

まず、botとは、Twitterなどのコミュニケーションツールにおいて、自動でメッセージを送信するプログラムのことを言います。
Twitter上で、商標の公報データの内容を自動で投稿しているアカウントが、商標botです。

その公報データはどこで手に入るんだろう?
特許庁の公報サイトから最新の公報をダウンロードできますよ。これをプログラムで整形してTwitterに送信すれば、自動で公報情報をツイートできますね。

主な商標bot

主な商標botアカウントとしては、以下があります。

商標速報bot

2011年から開始されているアカウントです。
https://twitter.com/trademark_bot

過去のデータは、Twilogにアーカイブされているようです。

音の商標はこちらで聴けるようです。
https://soundcloud.com/trademark_bot

運営しているkwixilvrさんは商標検索のための新しいサービスを開発中とのことです。
https://camp-fire.jp/projects/view/19900

商標ウォッチbot

2019年から開始されているアカウントです。
https://twitter.com/tmark365

こちらのサイトで、より詳しい検索や絞り込みができるようです。
https://chizai-watch.com/t

類似サービスの特許ウォッチ意匠ウォッチも展開しているようです。

商標botは何に活用できるの?

ウォッチング

特定の企業が出願した最新の商標を確認するのに使うことができます。
新しいTVシリーズや、ゲームなどのコンテンツタイトルを追いかけるのにも使えますね。

気に入った商標を簡単にブックマーク

Twitterの「お気に入り」機能を使って、気に入った商標をブックマークすることができます。

Twilogなどの機能を使って検索

商標botのツイート内容がTwilogに記録されている場合、過去の商標をTwilogから検索することもできます。
「2020年4月に出願された商標」などの絞り込みもできます。
Twilogに慣れている人にとっては、特許庁の公式サイト「J-PlatPat」より使いやすいかもしれません。

商標botの苦手なこと

このように、新しい商標出願を確認するには向いている商標botですが、対応していない分野もあります。

サービス開始以前の商標は検索できない

商標botは、新しく公報に載った商標をツイートするため、サービス開始以前に出願された商標は検索できません。
かなり昔の商標でも、ずっと登録が維持されていることがあるので、そのような商標まで検索するには向いていません。

「類似」「非類似」を考慮した検索ができない

商標出願の際には、商標の類似・非類似、商品/サービスの類似・非類似を検討する必要がありますが、TwitterやTwilogでそのような検索をするのは困難です。

商標出願の妨げになるような商標を検索するにはあまり向いていない、ということだね。

ウォッチングではなく、特定の商標を検索したいときは「Amazing DX」で!

このように、商標関連のサービスには、それぞれ向き・不向きがあります。

用途に向いているデータベースを使い分けたほうがよさそうだ。

もし、商標出願をお考えなら、ぜひAmazing DXをお使いください。
出願したい商標と類似する登録商標があるかどうか、簡単に分かります!

supervisor
この記事の監修者:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
大阪法務戦略部長 八谷 晃典
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