商標に関する各種「マーク」について解説

「Ⓡ」、「TM」、「ハウスマーク」、「ペットマーク」など、商標に関する「マーク」の単語をよく目にしたり、聞いたりするよ
これらって、どのような意味をもっているのかな?
商標に関する「マーク」の意味については、よく知っておく必要があります
出願の方針や、出願後の商標の使用に関わりますからね
一緒に学習しましょう

この記事では、各種「マーク」の意味と、実務で使用する上での注意点などの情報を解説いたします。

商標に表示される「マーク」

商標の近くに表示されるマーク(記号)はよく目にするものです。これらのマークの違いは何でしょうか。

Ⓡ(アール)マークとは

Ⓡマークは、英語で「registered trademark」の文字の一部で、すなわち「登録商標」を意味する表示です。アメリカやイギリスなど、多くの国でこのマークが使用されています。

主に、登録された商標(ブランドの名称、ロゴなど)の隅に小さく付けるの方法により使用されています。

TM(ティーエム)マークとは

TMマークは、英語の「trademark」の文字の一部で、つまり、単に「商標」を示す表示です。

こちらも、上記のⓇマークの使用例と同様、商標の隅に小さく付ける等の方法により使用されています。

サービスマークとは

「サービスマーク」とは、商標のうち、役務(サービス)に対して使用するものです。「役務商標」とも言います。 サービスマークには、「SMマーク」を付すことがあります。

サービスマークの詳細は、以下の記事もぜひご覧ください。

その他の知的財産権に関するマーク

商標以外に関連するマークには、「Cマーク」といったものがあります。

Cマーク(©)は、マークが付された会社等に「著作権」があることを意味します。

マークの使用に関する注意

Ⓡマークの使い方については、日本の商標法上において特に規定はありません。

しかし、Ⓡマークは「商標登録表示」と紛らわしい表示(商標法第74条)に該当するものと考えられます。 つまり、Ⓡマークは、特許庁に出願して登録された商標にのみ付けることができるということになります。

そのため、出願はしたものの、まだ登録されていない商標や、そもそも出願をしていない商標には、Ⓡマークを付けることができません。

登録されていない商標についてマークを表示したいときは、「TM」マークを活用しましょう。

マークを使用することのメリット

商標が登録されたのなら、その登録商標に、なるべくⓇマークを使用しましょう。Ⓡマークを登録商標に用いることで、普通名称化(※)を避けることにつながるためです。

(※需要者・取引者などの間で、商標が一般名称と認識されるに至ること。商標が一般名称化された場合、商標権の効力が制限され、第三者の使用が認められてしまう。)

Ⓡマークは商品の梱包や包装につけるのはもちろん、請求書等の書面においても商標と一緒に表示させることもおすすめします。

Ⓡマークが付けられることにより、自社の商品やサービスが登録商標であることをアピールできます。また、第三者からの商標権の侵害を未然に防ぐことにつながります。

Ⓡマークに関連して、各マークの表し方や表示位置などは、以下のページで案内しています。以下の記事もぜひご覧ください。

商標に関係する「マーク」

商標について解説された本やホームページを読むと、「ハウスマーク」、「プロダクトマーク」などいろいろな「●●マーク」という単語を目にします。これらは一体何を意味するのでしょうか。

以下で、各マークの意味と例、使用する上での注意点などを説明します。これらを理解することは、ブランド管理の上で非常に重要です。

ハウスマークとは

ハウスマークとは、営業標識として用いられるマーク(標章)のことで、ハウスマークを目印としてつけることによって、消費者や利用者に同じ会社の商品やサービス(役務)であることを認識してもらうことができます。

そのため、ハウスマークは企業の営業活動において重要な役割を担っています。

プロダクトマークとは

ハウスマークが営業標識として用いられるマークであるのに対して、プロダクトマークは製品や提供するサービス自体を示すマークとして使用されます。

プロダクトマークは、ペットマーク(以下に解説するように、プロダクマークにはペットネーム以外にファミリーマークが存在します)ともいわれます。

ペットマークを商品やサービスに目印として付けることによって、消費者や利用者にその商品やサービスを認識してもらうことができます。

そのため、ペットマークは商品やサービスのブランド確立するための商標として重要な役割を担っています。

ファミリーマークとは

ペットマークが個別の商品やサービスにつけられるのに対して、ファミリーマークは複数の商品やサービスをシリーズ化・類型化したものとして用いられます。

そのため、ファミリーマーク1つにつき、数種類のペットマークが存在することが多いです。

具体例

上述したマークについて、トヨタ自動車株式会社の商標を例を挙げると、以下の通りです。

ハウスマークとペットマーク、どちらを優先して出願すべきか?

商標の重要度の観点からペットマークとハウスマークを比較すれば、一般的な優先順位として、ペットマークよりもハウスマークが優先される場面が多いです。

ハウスマークは会社名や図形を使用したロゴとして表されることが多く、商品を購入したり店舗に足を運んだりするときに選択するための目印になります。需要者の目に触れる機会が多いため、まずはハウスマークから優先して権利化をすることも一案です。

ハウスマークやプロダクトマークについては、以下のページに詳しく案内しております。こちらのページの記載もご参照ください。

なるほど!
「ハウスマーク」・「プロダクトマーク」の意味や役割を知っておくと、出願する商標の優先度がわかってくるね
「Ⓡ」、「TM」は、登録後の商標の使用のしかたを考える上で必要だね

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この記事の監修者:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
大阪法務戦略部長 八谷 晃典
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