商標を出願するために必要な書類について確認! 商標出願前 2022年3月9日 2024年8月13日 Amazing DX Support Team 商標出願したい!でも、どんな書類を用意すればいいのかわからない……商標出願には、何の書類が必要なの? 基本的には、「商標登録願」を特許庁へ提出すればOKですまた、商標出願を行うときには、出願している商標と同じ、もしくは似たような登録商標がないか、事前に調査を行うことをオススメします この記事では、商標出願のときにやるべきこと、必要な書類について解説します。 商標出願前の調査 商標出願を行う前に、出願しようとしている商標と同じ、もしくは似たような商標が登録されていないか(先行商標がないか)、事前に調査を行うことをオススメします。 登録商標と同じ、もしくは類似の商標は、他の人が商標登録することができないだけでなく、勝手に使用してしまった場合、商標権の侵害に当たる可能性があります。 先行商標の検索は、Amazing DXにて無料で行うことができます。下記リンクから商標検索ページにアクセスできますので、ぜひお試しください。 商標検索 商標出願に必要な書面 商標出願を行うときは、基本的には「商標登録願(願書)」という書面のみを、特許庁長官宛へ提出すれば問題ありません。 「商標登録願」以外に、出願の際に必要な書面は基本的にはありません。 日本では、出願時に委任状の提出も不要です。 商標登録願の作成 知的財産相談支援・ポータルサイトに、商標登録願のひな形が公開されています。 まずは、上記サイトからひな形をダウンロードします。 商標登録願の記入例 商標登録願のひな形をダウンロードしたら、商標登録願に書誌事項を記入していきます。 商標登録願の記入例も、知的財産相談支援・ポータルサイトに公開されています。記入例に従って商標登録願を記入します。 商標登録願の記入の方法には、多くの注意点があります。くわしくは上記サイトをご確認ください。 以下で、記入例について簡単に説明します。 書類名 「商標登録願」と記載します。 整理番号 自己の他の出願と区別するための整理番号を、ローマ字(大文字に限る)、アラビア数字若しくは「-」又はこれらの組み合わせで、10字以内で記載します。 提出日 特許庁の窓口へ直接提出する場合はその提出する日を、郵送で提出する場合は郵便局へ投函する日を記載します。 あて先 「特許庁長官 殿」と記載します。 商標登録を受けようとする商標 この欄には、大きさ8㎝平方の商標記載欄(四角)の中に、商標登録を受けようとする商標(文字や図形など)を直接記載します。 ※出願する商標のタイプに合わせて、必要に応じて【商標登録を受けようとする商標】と【指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分】との間に追加で【○○】の欄を設けて、この欄へ【標準文字】、【立体商標】、【動き商標】、【ホログラム商標】、【色彩のみからなる商標】、【音商標】または【位置商標】と記載します。なお、標準文字以外の文字商標や、図形の商標等について商標登録を受けようとする場合には、【○○】の欄は記載しません。 ※特許庁長官の指定する文字(標準文字)のみによって商標登録を受ける場合:商標記載欄への記載は、全角で、黒色で、かつ、大きさと書体が同一の文字(※大きさは10ポイント以上)を用いて一行で横書きで記載(二段書き禁止、30文字以内)。 指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分 【第○類】欄には、商標法施行令第2条の別表に定める1から45類の区分を記載します(【第25類】のように)。 【指定商品(指定役務)】欄には、商品(役務)の内容及び範囲を明確に理解することができる表示を記載します。複数の商品(役務)を記載する場合は、全角コンマ(,)で商品(役務)を区切ります。 また、複数の区分を指定する場合は、指定する区分の数に応じて、【第○類】と【指定商品(指定役務)】の欄を追加して記載します。 <区分や指定商品・役務の表記について> 商品・役務の区分や指定商品・指定役務の表記がわからない場合には、特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)の、「商標」→「商品・役務名検索」から、指定商品・役務名を調べることが出来ますので、ご活用ください。 <どの区分や指定商品・役務を選べば良いか分からない方へ> どの区分や、指定商品・役務を選べば良いか分からないという方は、以下の区分別解説記事や、ビジネス分野別の区分解説記事をご参照ください。 区分別解説 Archives – Amazing DX ビジネス分野別 Archives – Amazing DX 商標登録出願人 【識別番号】欄には、特許庁から識別番号の通知を受けている場合のみ記載します。初めて特許庁へ出願する場合は、【識別番号】の欄の記入は必要ありません。 【住所又は居所】欄には、「○○県○○市○○町○○丁目○○番○○号」のようにくわしく記載してください。 【氏名又は名称】の欄には、商標登録出願人が自然人(個人)の場合は氏名を記載します。商標登録出願人が法人の場合は、法人の名称(管轄の登記所に登記されている名称(商号))を記載し、【氏名又は名称】の欄の次に、【代表者】の欄を設けて代表者の氏名のみを記載します(役職などの肩書きは不要)。個人の場合は、【代表者】の欄は不要です。 商標出願手数料について 出願手数料は、手数料相当額の特許印紙で納付します。全国各地の集配郵便局などで購入して、商標登録願の左上部余白に貼ります。 各種手数料の金額については、下記ページをご参照ください。 特許庁HP 産業財産権関係料金一覧 書き方のガイドを読みながら願書を作成するのは、なかなか骨が折れそうだなあ……「商標登録出願人」や「氏名又は名称」とかの記載の方法にも、細かいきまりがあるみたいだし…… ご自身で商標登録願を作成することのデメリット 商標登録願は、ご自身で作成することもできます。しかし、商標登録願の作成には、ある程度の慣れが必要です。記載に不備のある商標登録願を特許庁へ提出してしまうと、下記のリスクがあります。 記載に不備のある商標登録願は特許庁長官に受理されず、審査もされない。その場合、追加で他の書面(手続補完書など)を指定の期間内に提出しなければならなくなり、更に書類作成の時間がかかる。 願書に不備があり出願が受理されなかったにもかかわらず、手続補完書などを指定期間内に特許庁へ提出しない場合は、特許庁長官により出願が却下される。 手続補完書を特許庁へ提出して不備の解消が認められた場合でも、手続補完書を提出した日が、出願日として認定される。すなわち、手続き内容に問題がなかった場合と比べて、出願日が遅くなってしまう。 商標登録願の作成に慣れていないと、大変な時間と労力がかかってしまいます書類の作成に不安のある方は、専門家に商標出願を依頼することも1つの手です なるほど! たしかに、専門家に作成を依頼すれば安心だね! Amazing DX® を利用して、迅速に出願手続きを完了させましょう! 当所のサービス「Amazing DX®」をご利用いただける場合、 あなたの代わりに、当所が商標登録願を迅速に作成します! Amazing DX®に商標出願を依頼することで、自身で商標登録願の書き方を調べる手間、書類を作成する手間、特許印紙を入手する手間などを省くことができます。 特許などと同じく、商標も先に出願した者のみが登録を受けることができます。他人に先に商標を出願される前に、大手特許事務所に商標登録願の作成を依頼し、できる限り早く出願しましょう! 当所の精鋭スタッフが対応します。Amazing DXのご利用料金につきましては、ご利用料金ページか下記からご確認ください。 商標出願・登録の費用を確認しましょう! 商標出願の費用を知りたいですか? 区分数に応じた見積もりを算出し、商標出願・商標登録の費用を確認してみましょう。 ご利用料金の確認 この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者