商標の更新の費用(特許料、登録料)っていくら? 商標登録後費用 2022年6月1日 2023年4月7日 Amazing DX Support Team 更新費用っていくら? 登録済の商標の更新に必要な手数料って、どう計算すればいいの?商標登録出願の時のように、区分の数で変わるのかな。 その通りです。区分の数や、納付する年数や納付する時期でも変わります。申請する前に、手数料の情報を整理しておきましょう。 ありがとう、さっそく確認していこう。 特許(登録)料について 商標権に限らず、登録済の知的財産権(特許、実用新案、意匠)は特許(登録)料を規定の期間の間に特許庁に納付することで、権利を存続させることが出来ます。 商標権に限り、登録料を納付することで、存続期間を10年延長させることが出来ますが、他の知的財産権に関しては、一定の時期を迎えると消滅します。 この記事では、商標の更新に際して発生する可能性のある「費用」に焦点を当てて解説いたします。 更新手続きの方法に関しては、以下の記事をご覧ください。 商標登録のあと、自分で登録された商標の更新をする方法 更新費用について 商標の更新に必要な費用は、基本的には以下の通りです。 区分数×43,600円※登録査定の後に支払う商標登録料(区分数×32,900円)とは異なるので注意が必要です。 また、登録時と同様に、分納額(前期・後期支払分)の納付も可能です。その場合は以下の通りです。 区分数×22,800円※登録査定の後に支払う商標登録料の分納額(区分数×17,200円)とは異なるので注意が必要です。 しかしながら、これらの費用は、通常の更新期間(存続期間満了日の前6月から満了日まで)の間に納付した場合の費用です。存続期間満了日を徒過した後6月でも納付は出来ますが、その場合は2倍の更新料の支払いが必要です。(商標法第二三条第二項) 区分数別に料金を表にすると以下の通りです。(5区分まで記載しております。)更新費用を確認する際の便利ツールとしてお使いください。 区分数通常期間の更新(10年)通常期間の更新(前・後5年)徒過後(10年/2倍)1区分43,600円22,800円87,200円2区分87,200円45,600円174,400円3区分130,800円68,400円261,600円4区分174,400円91,200円348,800円5区分218,000円114,000円436,000円 なお、特許法の改正により、一部の料金は2022年4月1日から変更になっております。 令和3年特許法等改正に伴う料金改定のお知らせ(令和4年4月1日施行) 費用が分かると、事前に準備ができるね。存続期間の徒過だけは、何としても避けよう。 国際登録商標の更新(コラム) 国際登録商標の更新は、日本国内での登録商標とは手続きが違います。ここでは簡単に解説致します。 国際登録出願の更新の手数料は、「日本国特許庁(本国官庁)に納付する手数料」と「国際事務局(WIPO)へ納付する国際手数料」を両方納付する必要があります。 日本国特許庁手数料:1商標につき、4,200円WIPO手数料:a)基本手数料:653スイスフラン※ b)付加手数料:100スイスフラン×指定国数 c)追加手数料:100スイスフラン(3区分以上、1区分毎に) d)個別手数料:締結国毎に異なる※通常の更新期限を徒過した場合は、基本手数料の半額が割増手数料として追加されます。 国際登録商標の更新は、特許事務所に任せた方がよさそうだね。 電子化手数料について 特許庁では、手続きの効率的な処理を促進するため、すべての手続を電子化することを勧めています。そのため、書面で手続きする場合(郵送、等)は、電子化手数料が発生する場合があります。 商標権存続期間更新登録申請書は、書面で提出した際は電子化手数料が発生します。 費用は、1件につき2,400円に書面1枚につき800円を加えた額、になります。 より詳しい費用について気になる方は、特許庁が資料作成していますので、そちらもご覧ください。 産業財産権関係料金一覧 更新費用の支払いは忘れずに 更新に必要な「費用」分かったけど、自分でやる方がいいのか、任せた方がいいのか、どっちがいいのだろう。 弁理士や特許事務所に依頼すれば、事務所手数料がかかりますが、その分しっかり期限管理してくれますよ。実際に、更新以降から特許事務所に管理を依頼する出願人も多いですので、不明点があれば、お気軽のご相談ください。 ありがとう。検討するよ。 商標出願・登録の費用を確認しましょう! 商標出願の費用を知りたいですか? 区分数に応じた見積もりを算出し、商標出願・商標登録の費用を確認してみましょう。 ご利用料金の確認 この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者