商標調査:登録できるか出願前に検索! 商標出願前 2022年4月22日 2024年7月12日 Amazing DX guide 新作アプリの商標を作っているところだよ他とかぶっていないか気になるな それなら、調査をした方がいいですね どうやって調査すればいいのかな? 商標調査はなぜ必要なの? 特許庁に商標を出願するには、費用や時間がかかります。せっかく出願したのに拒絶査定を受けてしまったら、費用と時間がもったいないですよね。 出願の前に商標調査すれば、そのようなリスクを減らすことができます。 ここでは、特許情報プラットフォーム J-PlatPatを利用して、無料で調べる方法を説明します。 商標の検索方法について ①商標の読み方を決める まず、特許情報プラットフォーム J-PlatPatにアクセスします。 帯状の四つの項目から「商標」→「商標検索」画面に移ります。 ここでは商標の読み方と商品・サービスの種類を指定して、検索してみましょう。 J-platpat_商標検索_図1:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100 まず、検索のために商標の読み方(称呼)を決める必要があります。 ここで注意しておきたいのは、その読み方は出願人の意向で決まるわけではない、ということです。 基準となるのは、「その商標を見た一般の消費者がどのように読むか」ですので、いろいろな読み方を想定する必要があります。 検索項目から「称呼(単純文字列検索)」、または、より広範囲が検索できる「称呼(類似検索)」を選択し、読み方をカタカナで入力します。 J-platpat商標検索_図2:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/t0100 ②商標を使用する商品・サービスを指定する 次に、商標を使用する商品・サービス(役務)を指定して、使用する範囲を決めます。 よく似ている商標であっても、使用している商品・サービスの種類が異なれば、類似と判断される可能性はなくなります。 特許庁は同類に属する商品・サービスに、同じ認識番号を振って商標の類似判断に活用しています。それを「類似群コード」といいます。 では、「類似群コード」の確認方法を見てみましょう。類似群コードは先ほどのJ-PlatPatの「商標」→「商品・役務名検索」で確認できます。 画面に移動し、たとえば、商品・役務名「アプリ」を検索してみましょう。 関連商品が多く出てきました。その右側にある共通の番号が、類似群コードです。 これを先ほどのJ-PlatPatの「商標検索」画面にある「類似群コード」欄に入力します。 類似度合を判断する 商標の読み方・類似群コードが準備できたら、実際の検索作業に進みます。 その結果を見て、どの商標が商標登録の妨げになるかを判断します。より正確な判断のためには、審査基準などに関する知識が必要になるでしょう。 これをしておけば、登録可能性の高い商標が出願できそうだね そうですねただし、類似する商標がないからといって、必ずしも出願した商標が登録査定を受けるわけではありませんそもそも、商標としての特徴(識別性)がなければ、他に類似する商標がなかったとしても登録できない可能性があります 商標の登録要件としての「識別力」について 商標調査のより簡単な方法 当事務所では「Amazing DX®」という、独自サービスを提供しており、無料の調査検索システムを利用することができます。 Amazing DX®では、オンラインで簡単に指定商品・役務が選べます。 まずは商品を多めに選んで検索し、調査後に×が出たものだけを外して再検索することも簡単です。 どの商品・役務を選んだらいいか迷ったときは、商標専門の弁理士があなたの疑問にお答えします。チャットでお気軽にお問合せください。 商標出願の前にリスクを回避しましょう! リスクを事前に確認しませんか?商標検索することで、競合他社や既存の権利者との衝突リスクを減らせます。 まずは、商標とヨミガナを入力し、特許庁に出願されている商標を無料で検索してみましょう。 商標 : ヨミガナ: 無料で商標検索する この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 東京法務戦略部商標室長 山﨑 由貴 スペシャリスト, 弁理士, 監修者