商標登録を目指す際に参考になる、商標に関する書籍をご紹介! 商標出願前 2022年9月21日 2023年6月9日 Amazing DX Support Team 自社の商標を出願することになったよ!でも、商標のことは良く知らないから、本で学習して業務に役立てたいよ! 商標登録を目指す人に読んでいただきたい本がいくつかあります。それらを紹介しますね。 本記事では、商標登録に関する業務に携わる方向けの書籍等とその題号を紹介します。 商標法に関する本 商標に限らず、知財の業務に携わる方であれば、所持しておきたい本があります。それがこちらです。 ・知的財産権法⽂集(編集・発行 一般社団法人 発明推進協会) 知的財産権に関する法律全般が載っている法規集です。商標法の全文は、この法規集で確認できます。 法律が改正されると、改正版が新たに発行されます。法文集は最新のものを使用しましょう。 ・⼯業所有権法(産業財産権法)逐条解説(編集 特許庁総務部総務課制度審議室、発行 ⼀般社団法⼈発明推進協会) 知的財産権法の各条文について、立法趣旨を解説している本です。立法趣旨を確認することで、条文への理解を深めることができます。なお、逐条解説は、特許庁のホームページで最新版をダウンロードできます。 上述の2冊は、知財に携わる方はもちろん、特に弁理士を目指している方にとってはなくてはならない本です。 出願から登録など、手続きに関連する本 ・手続き関連の内容が解説された本商標の出願から登録の流れ等を解説した本は、いくつか出版されており、書店で販売されています。実務の状況や得たい情報に合わせて書籍を選ぶとよいでしょう。なお、出願から登録までの基本的な流れや手続きに関する情報は、特許庁のホームページにおいても確認可能です。 ・商標審査基準 (編集 特許庁 発行 ⼀般社団法⼈発明推進協会)商標出願後、特許庁審査官によりどのように審査されるか、審査の認定方法や基準が詳しく載っています。本としても発行されていますが、特許庁のホームページでもダウンロードが可能です。 また、当所のAmazing DXのホームページでは、商標に関する情報を詳細にご案内しております。手続きに関することはもちろん、商標権の権利の範囲や保護の対象、登録後の更新などについて、商標に関すること全般について解説しております。よりわかりやすい情報をお求めの際は、ぜひAmazing DXのホームページもご覧ください。 商標法に関する解説から手続き関連まで、商標に関する本は最近では豊富にあるんだね! でも、実務書だけでは学ぶことが難しい内容もあります。 本だけでは学習が難しい内容も 本やホームページなどから得た情報のみで業務が遂行できればよいですよね。しかしながら、実際の実務上では、自身で本を調べても対応に困るケースもあります。たとえば、出願する際に、どの商品・役務(サービス)を選ぶか、悩まれる方も多いと思います。指定したい商品・役務があるのだけれど、類似商品・役務審査基準に記載の商品のうち、どの商品が指定したい商品に該当するのかわからない・・・そのような声も多く聞かれます。 特許事務所に勤務する所員のように、商標法に精通し、多くの出願を担当して拒絶理由通知への対応を複数経験した者は、指定商品・役務の選び方に慣れています。指定商品・役務の選び方は一概にはいえず、案件や事業内容によっても選び方が変わってきます。そのため、実務書だけでは指定商品・役務の選び方を学ぶことは難しいです。 また、外国の出願についても同様です。各国のプラクティスは常に変更されており、外国案件については現地代理人の実務経験上の知識が不可欠です。このため、自社で実務書やホームページから得た情報だけでは対応できず、専門家に相談が必要なケースも多いです。 本である程度の知識が得られても、実際に全部の業務ができるようになるわけではないんだね。商標に関する業務はやはり簡単なものではないのだね。 最近では役に立つ本も多く出版されていますが、業務に遂行するほどの情報が完全に網羅できているわけではありません。疑問点を調べるだけでも、膨大な時間がかかってしまいます。そんなときは、専門家に相談するとよいでしょう。 実務経験を積んだ専門家に相談すると、安心できるね! 本で解決できないお悩みは、当所へご相談ください! 実務では、本を読んでも解決できないことがたくさん出てくるものです。お悩みがありましたら、お一人で抱え込まずに、どんなことでも当事務所へご相談ください! この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者