有料データベースを商標登録に活用してみよう ビジネス分野別 2022年6月6日 2023年6月21日 Amazing DX Support Team 商標登録に有用な<有料>データベース 商標登録にはいろいろなデータベースがあるよね。無料のデータベースもいっぱいあるけど、有料のデータベースもあるよ。有料っていったい何ができるんだろう? 有料データベースも、様々な種類があります。検索できる事項や役立て方も違ってきますよ。有名なところを取り上げますので、有料データベースのすごいところを説明します。 この記事では、商標登録に役立つ有料データベースについて紹介します。 無料と有料のデータベース 商標に関する検索については、ウェブサイト上で利用できるホームページが存在しており、それぞれのページには無料で使用出来るものと、有料で出来るものが存在します。無料で利用できるサイトの運営は行政機関が行っていることがありますが、有料のデータベースについては民間企業が主となってサービスを展開しています。無料のデータベースについては、以下の記事で詳細に解説をしていますので、ご確認下さい。 商標登録の検索が無料でできるサービスを解説 無料サービス、しかも行政機関、とりわけ特許庁が公的に運営しているデータベースがあるのに、外部の有料データベースが何故必要なのが、疑問に思われる方もいらっしゃると思います。しかし、有料データベースには無料データベースにはないノウハウやUI、蓄積があります。かなり専門的にはなってしまいますが、有料データベースサイトについて、以下代表的な数社をご紹介いたします。 TM-SONAR™ トップページ:https://www.tm-sonar.jp/ 『オリジナル商標データベース「TM-SONAR」を核に、商標に関するあらゆるニーズに対応するオンライン調査サービスです。』(info-sonar株式会社ホームページより。URL:https://www.info-sonar.co.jp/business/index.html) TM-SONARは商標に関連した様々なデータを網羅する有料データベースサイトです。無料データベースとは異なり、追及された商標検索のユーザビリティや独自のアルゴリズムによって、商標の検索をより簡単に、より深く行うことができるデータベースとなっています。展開するコンテンツは複数あり、それぞれ用途や費用が異なっています。主に商標調査に利用されるシステムです。英語版(English)も提供しています。<TM-SONARが展開するシステム>・称呼類似検索システム・図形検索システム・全文検索システム・商標辞書検索サービス・書誌情報検索サービス・商標出願・登録速報サービス・英語版書誌検索サービス サービスの詳細については、以下のリンクにアクセスください。 サービス概要:https://www.info-sonar.co.jp/business/index.html費用:https://www.info-sonar.co.jp/business/price.html 無料データベースとは全然違う調査結果だ!こんなに細かく、大量の商標の情報等を一括で見ることができる方法があるなんて。簡単に色んな条件も付けて検索できるし、とっても便利だね。 LEX/DBインターネット[株式会社TKC提供] トップページ:https://www.tkc.jp/law/lawlibrary/ 『明治8年の⼤審院判例から今⽇までに公表された判例を収録したフルテキスト型 (判例全⽂情報) データベースです。民事法、民事特別法、公法、社会経済法、刑事法のすべての法律分野を収録しています。判例以外にも特許庁審決や公正取引委員会審決、国税不服審判所裁決も収録しています。』(TKCローライブラリーホームページより。URL:https://www.tkc.jp/law/lawlibrary/contents/hanrei/#db01) LEX/DBインターネットは判例情報データベースです。訴訟に関するものが主ですが、知的財産権判例や特許庁審決も検索することができるため、商標のみならず特許や意匠、著作権などの知的財産一般に使用可能です。キーワードや年月日で検索できるのはもちろん、拒絶理由の根拠となった法令を絞り込んで検索することも可能です。必要な情報を大量にかつ一括に把握し、確認することができ、中間対応(拒絶理由への応答)に役立ちます。 サービスの詳細については、以下のリンクをご確認ください。 サービス概要:https://www.tkc.jp/law/lawlibrary/contents/hanrei/#db01費用:https://www.tkc.jp/law/lawlibrary/plan/price/ 商標の審決をキーワードや法令で絞り込んで検索・表示できるのは、やっぱり有料データベースならではって感じだね。使いどころは難しそうだけど色々と応用ができそう! Amazing DXによってできること 有料データベースがすごいことはわかったけど、すごすぎて僕にはツールを使いこなせる自信がないよ。僕には簡単に結果だけ教えてくれるAmazing DXで十分かな。 有料データベースは検索のしやすさや蓄積データが凄まじい一方、専門家向けのため、そうでなければなかなか活用しづらい面もあります。商標登録をお考えの方で、出願手続前の簡便な商標調査のみご希望される場合は、Amazing DXの調査をご活用ください。まずは商標調査 この記事の監修者: HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK 大阪法務戦略部長 八谷 晃典 スペシャリスト, 弁理士, 特定侵害訴訟代理人, 監修者