ブランディングデザインに効果的なイラストの使用

ブランディングとイラスト

ブランディングを進めることになったけど、コンセプト的に写真が主体のデザインで行くか、イラストが主体のデザインで行くか迷っちゃうな・・・

イラストにはブランディングやマーケティングに関して、写真とはまた違った効果を持ちます。それを正しく理解していれば、ブランディングを進めるに当たってもデザインを決める有用な手がかりとなりますよ。

イラストと写真で雰囲気が違うことはなんとなくわかるけど、「効果」とまで言われちゃうと気になるな。イラストの「効果」を教えてよ！

この記事では、ブランディングデザインをこれから進める人向けに、ブランディングデザインにイラストを使用した場合の効果について紹介します。

イラストを使用したブランディングとは？

「ブランディング」と「デザイン」

まず「ブランディング」とは、商品やサービスに「イメージ」を与えることです。高級感であったり、品質であったり、価値のあるイメージを明確な意図を持って表現することを「ブランディング」と言います。
詳細は以下のページで解説していますので、ご参照ください。

ブランディングには、実際、デザインがとても大きな役割を持っています。企業のブランディング面におけるデザイン全般をブランディングのコンセプトを基に統一し、イメージの統一化を図るのです。こうしてブランディングのコンセプトに沿った統一されたデザインを「ブランディングデザイン」と言います。
こちらも詳細は以下のページで解説していますので、ご参照ください。

「写真」と「イラスト」

イラストに関しても、視覚という人間の五感の中でも最も情報量の多い感覚に訴えかける「デザイン」の要素のひとつとなります。

イラストと競合すると思われるデザイン要素のひとつが写真ですが、写真は非常に写実的です。効果や写し方など様々な見せ方で、リアルなものをより良く見せる点で商品のマーケティングには有用ですが、どうしても被写体がリアルなため、被写体に対する先入観が写真の印象に影響を与えてしまいかねません。

一方、イラストはそのような写実性には乏しいものの、物事を抽象化して表現することが可能です。また、イラストにはありとあらゆるタッチ、色使い、ニュアンスなど様々な異なる表現が存在することから、見た人の印象は写真よりもより受け入れやすいと言えます。

イラストが及ぼす効果とは

それでは、ブランディングに関して、イラストがもつ効果とはなんでしょうか。

コンセプトにより近いものが作れる

ブランディングデザインで重要なのは、コンセプトに沿ったデザインであることです。ブランディングしたい会社や商品のコンセプトをどう表現するかが、まずブランディングデザインの手がかりとなります。
イラストは上記のように、十人十色の様々な表現方法がありますし、コンセプトに寄せたイラストを探すことも可能です。イラストだと、手軽にコンセプトにぴったりと嵌ったものを作り出すことが出来るのです。

ブランドイメージの確立

また、ブランディングデザインでは、コンセプトに基づいたデザインの統一も重要となってきます。
コンセプトに沿ったイラストが決まったなら、そのイラストで統一することによって、ブランドのイメージが確立されることになります。つまり「このイラストは○○」というように、イラストを見てもらっただけで、会社や商品を思い出してもらうことが可能になるのです。

わかりやすい・親しみやすい

さらに、イラストは情報の伝達力に優れています。文字よりもわかりやすく、写真よりも単純なため、一目で何が記載されているか、何の内容に関するものなのかが伝わりやすくなります。

そして、既に上記した通り、イラストは先入観を排除する機能があります。これにより、表示する被写体に対するマイナスなイメージなどを払拭し、親しみやすさを感じてもらうという効果もあるのです。

例えば、SNSのアイコンにイラスト（キャラクター）を利用する場合について、以下のページで解説していますので、ご参照ください。

イラストを効果的に活用することで、ブランディングを上手く進めることが出来るんだね。よーし、コンセプト通りのものを形にするために、さっそくイラストの勉強だ！

キャラクターを守る商標登録

ブランディングにおいては、企業や商品のキャラクターを作成し、キャラクターがブランディングの主となっている事例も見受けられます。こうしたキャラクターの造形は著作権法にて保護されますが、著作権法は保護される期間が決まっていますので、ブランディングを進めるには少し不安な点も。

こうした不安を解消するのが、商標登録です。キャラクターの画像を商標登録しておけば、更新を行う限り半永久的に権利が保護されることになります。キャラクターを使用している、又は使用を始めようと検討している方は、ぜひ商標登録をご検討下さい。