ブランディングの成功事例について紹介!

自分がデザインした商標をうまく使って、ブランディングを強化したい!
そのためにも、ブランディングの成功事例を学んで参考にしたいな!
多くの顧客の獲得には、ブランディング戦略は欠かせませんね。では、企業ごとに、ブランディングの成功事例を紹介します。

以下の記事においてブランディングに関しての概要を紹介致しました。

ブランディングとは、消費者に商品・サービスに対して共通のイメージを持ってもらうことを指します。

これからの社会においても注目がますます高まるブランディング戦略ですが、
そのような中で、いったいブランディング戦略をどのように行えば成功につながるのでしょうか。

この記事では、企業のブランディングの成功事例をご紹介致します。

ブランディングを行う目的

そもそも、なぜ、様々な企業がブランディングに力を入れるのでしょうか?その理由を具体的にまとめると、ブランディングの成功によって以下のようにポジティブな効果を得られるからです。

効果1.競合の他社との差別化が可能
効果2. クライアントのロイヤリティにより⻑期の売り上げの確保ができる
効果3. ブランド⾃体に価値が有るので、⾼い利益率が得られる
効果4. 知名度が上がり、企業の調達⼒も上がる

逆に、ブランディングがしっかり出来ていない場合は、競合他社との差別化が図れず、結果的に価格競争に巻き込まれてしまいます。

新規顧客を獲得し続け、市場シェアを向上させるためにも、ブランディング戦略のための情報収集を続け、ブランディングの失敗は避けなければなりません。

ブランディングの成功のためには、いくつかのステップを踏む必要があります。

①⾃社の強みを理解し、ターゲットとするユーザー層を明確にする
自社の強みは、自社のみで把握することは難しいです。
SNS等を活用し、⾃社に関するユーザーのリアルな声を募集したり、SWOT分析等の手法を用いたりすることで、自社の強みについて調査し学ぶことが出来ます。現在の自社の強み・弱みを徹底して調査するとともに、さらに企業の事業課題などを発見することで、ターゲットのユーザー層をより明確にできます。

②「自社のブランドに対してユーザーにどんなイメージを抱いて欲しいか」を考える。
ユーザーに提供したいブランドの世界観を入念に検討します。

③自社のブランドをテレビ等のメディアで宣伝する
②を検討したら、コピーやデザインなどに実際に落とし込み、宣伝することで展開させましょう。宣伝の数が増えれば、⼤勢のユーザーに知ってもらえるでしょう。

商標権の活用によるブランディングの成功事例

ブランディングに成功し、ブランドイメージの確立に成功したケースをそれぞれ見てみましょう。内容としては、いずれも、皆様が日々、日常の生活で目にするものを例に一覧としてまとめました。

事例1. 三島食品のふりかけ「ゆかり®」

看板商品のふりかけ「ゆかり®」で知られる三島食品。
市場に「ゆかり®」を投じた当時、ふりかけといえば魚などの動物性原料が主流でした。そのため、動物性以外の原料である「ゆかり®」の魅力は、はじめはなかなか伝わらなかったそうです。
しかし、学校給食に「ゆかり®」が採用されると、子供の間で話題になり、話を聞いた多くの親が買い求めたため、「ゆかり®」はヒット。ふりかけ業界では当時動物性原料が主流であったため、植物性原料のふりかけでは、独占市場となりました。

三島食品は、「ゆかり®」が有名になった後、「ゆかり」の一般名称化を避けるため、「ゆかり」が登録商標であること、三島食品の求める高い品質が担保されていることを積極的に発信したとのことです。「ゆかり」の品質を担保するために、原料である赤しその新品種を自社で開発。新品種を開発し栽培することで、自然交配による赤しその味・香りの変容を防ぐことに成功しました。
お客様から期待される品質を維持した結果、今も三島食品の「ゆかり®」は、赤しそのふりかけといえばゆかり、と認識されるほど、ファンを魅了し続けています。

三島食品の基本理念は、「良い商品を良い売り方で」。その基本理念を体現し、高い品質の良い商品を消費者へ届けることにより、ブランドの価値観が消費者へ浸透したのでしょう。

cmや動画のサイト等では「ゆかり®」の広告を行っていないにもかかわらず、「ゆかり®」がお客様に選ばれ続ける、その理由が分かりますね。

事例2. スターバックス®

世界中に店舗を展開しているスターバックスは、企業ミッションとして「人々の心を豊かで活力あるものにするために-ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」を掲げています。そして、その企業ミッションの達成のため、スターバックスは、消費者へ「サードプレイスの提供」を実現してきました。居心地の良い体験ができる場所・空間としてのサードプレイス作りを常に目指し、サービスを提供してきたことで、日本への進出から20年以上たった今でも、確固たるブランドの地位を築いています。

そのスターバックスは、インナーブランディング(企業が自社のサービスに関わる社員に対し、企業ブランドへの価値や理念を理解してもらうための活動)が活発なことでも知られています。スターバックスのミッションとロゴが記載されている「ミッションカード」を従業員全員が所持する等、ユニークな取り組みが行われているそうです。

「スターバックス」というブランドが消費者へ広く認知されたひとつの理由として、インナーブランディングの強化も考えられそうです。企業ミッションをまずは社員で共有し、コーヒーの販売を通して、企業ミッションを社外の人に向けて実施し続けたからこそ、今も変わらず人気が得られているのでしょう。「スターバックスといえば居心地のよい空間」とのイメージを消費者へ認識させた成功例であると考えられます。

ブランディングの重要さ

ブランディングはマーケティングとは異なり、「消費者目線」で消費者のニーズを探る重要な活動です。適切にブランディングできなければ、マーケティング戦略も適切な方向性を定めることはできません。

2社の製品は、日常でもよく目にするほど、名前がよく知られているよね。幅広い層からも支持されているし。
2社のブランディングがうまくいった要因は、独自の企業努力によるものだろうけど。2つのケースのうち、何か関連する特徴があるのかな?
ターゲットのユーザーを適切に設定できていた等、理由は多いと思います。事例1と事例2とで共通するのは、シンボルとなる商標を作成し使用したことではないでしょうか。商標を介して人や世の中に企業のブランドイメージを伝えられたことも大きいと思います。

ブランディングと商標

今や商標は、構築されたブランド・イメージを事業者から消費者に伝えるための1つの手段となっています。商標を介して、ブランドイメージがより効果的に消費者へ伝達されることにより、企業のコンセプトや価値観等が消費者へ浸透されます。
また、商標は消費者だけでなく、社内の社員にとっても有用です。企業内で目指すべき方針について情報を共有するためには、文字での説明だけでなく、商標が役に立ちます。

前の項において紹介した事例1,2を見ても、何れの会社も商標を使用しています。上記の例は、企業ブランディングの一環として、商標を介して企業の価値観が消費者や従業員へ浸透したことを示しています。

確かに、組織の中の全員が自社のビジョンを把握するためには、口頭でのコミュニケーションだけでは限界がありそうだね。また、組織外のお客様に対しても一貫性のあるビジョンを共有するには、説明よりもロゴ等のデザインで発信する方が理解されやすのかもね。
ブランディングには様々な方法がありますが、社内外問わず、ブランディングの対象とする人々へのブランドイメージの共有は必須です。そういった意味でも、商標はブランディング戦略にとって重視されています。
「きのこの山®」のお菓子の、あの形が立体商標として登録された時のように、商標が話題になることもあるよね!商標の利用もブランディングの一環と考えて、一度商標の出願を検討しようかな。

商標に興味があるお客様は、まずはご相談ください!

上述の通り、本記事では、ブランディングについての解説と、ブランディングの成功例について紹介致しました。

自社の価値観やブランドイメージが反映された、商品のパッケージやネーミングは、会社の顔ともなりえる重要なものです。ブランディングにおいても、自社ブランドへの信頼を構築する上でも、商標を作成することは重要です。また、商標を作成していたとしても、提供するサービスの変更の度に、商標を変更することも、ブランディング戦略の一つとして重要です。

一度、商標出願ができそうな商標を検索してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
大阪法務戦略部長 八谷 晃典
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